善いヴィッチ

「佐々木さん何でそんな日焼け跡ばっかり見せんのさ!」

見られない、でも見たい…。

そんな葛藤に苦しみつつ、僕は顔を背ける。

「佐々木さんがよく日焼けしてるのは分かったからさ!そんなあちこちで日焼け自慢してないでよ!」

全く、無防備というか奔放というか。

そんな事ばっかりしてたら、誘ってるのかと勘違いしちゃうじゃないか。

今日なんて、佐々木さんの胸思いっきり見ちゃったしさ…。

「ムラムラした男に押し倒されたりしたらどうすんのさ」

窘める意味も込めて、佐々木さんに告げると。