あんだけいた不良どもはどこへ行ったのか。 部屋には物音一つもしなかった。 あたしはなんだか少し力が抜けて、ボーっとドアの前に立ち尽くした。 そんなあたしを見て、ソファに座っていた彼は顔をこちらへ向けた。