体にタオルだけ巻いて脱衣所にでたら、いつのまにか新品の下着セットとジャージの上下が置いてあり。 黒いブラのサイズがピッタリなことに少々不満を感じながら着て、そぉっと脱衣所ドアを開けた。 そこはごく普通の部屋で、セミダブルのベッド、机、テレビ、タンスが一つずつ置いてあるだけだった。 でも誰もいなくて、あたしは勇気をもって次のドアを開けた。 そこには想像していたさっきの溢れるような不良たちがわいわいやってる光景ではなく。 彼が着替えて、一つのソファにポツン、と座っているだけだった。