このまま溶けてなくなっちゃえばいいのに、なんてくだらないことを考えていると。 トン、と何かが肩に落ち着いた。 何事かと思い、目を開けてみると、肩には大きな手が置かれていた。 手の持ち主を見上げようと、首を後ろに回した。