「―――…え…」 ごめんなさい…パパ? 「……」 誰も何も言わないまま、顔を見合わせた。 そして、誰からともなくまた、檜山の寝顔に視線を落とした。 涙はもう、零れていない。 だけど、一筋の涙の痕だけは、しっかりと残っていた。