「お母さん・・・、」








私はただひたすら、お母さんを呼び続けた。









「澪・・・澪ぉ・・・、」










お母さんは私の机に顔を埋めた。










「お母さん・・・、」









お母さんは、私の存在に気付いてくれない。









だって、私は幽霊だから。










分かってたけど、胸が痛む。