ジッと透の顔を見て話を聞いていた。 ボロボロと止まったと思っていた涙を流しながら透は続けた。 「…そしたら、栞は、最初は何でもないって。気のせいじゃないかって言ったんだ」 「でも、俺、本当におかしいの気づいてたからさ。だから問い詰めたんだ」 「ほら、俺等以外の男と最近よくいただろ?その事…とかな」 「あぁ…」 顔がとても整った、一つ上の男とよく一緒にいたな。 と、顔を思いだし頷く。 苦笑いでフッと口を緩めてから透は涙を拭い俺を見た。