2時間ほど小石を蹴りながら待った。
俺は気の長い方ではない。
次第と落ち着かなくなった俺は透が大好きだった、図書館に向かった。
そして、その奥。
いつも透が座り本を読む一番奥の机の近く。
本棚を背に座り込み、顔を膝に埋めている透が居た。
「おいって!…どーした?俺、待ってたんだぞ?」
「……っ、ごめん、な」
透の震えた弱々しい声が俺の耳に届いた。
それは顔を見ずにも分かる、泣いている声だった。
「…透?」
「………、ごめん、ごめん!ごめん…悠哉ぁ…」
涙で頬を濡らした顔を上げ、俺を見つめた。
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