余りにも俺の生活から離れた話しだった為か理解が遅れて固まった。 聞いたことない単語に何となく分かるくせに聞き返していた。 「義理?」 「そ。両親だけど引き取ったって感じの血の繋がらない両親だって。な?そうだろ?栞」 「うん。そぅ…」 小さく震える手で透の服の裾を掴む栞にオレはゴクリと喉を鳴らした。 現実身のない話なのは、俺が幸せ故か。 哀しみが俺のソレとはかけ離れたものがある、と理解させられて自分の子供ぶりに虫酸が走る。