「…聴いていいの?かな?」 「…」 フム、かけてみるか? 普段の俺なら過去の事など絶対に話さないが、宮本なら良いかと思った。 「良いぞ?話しても」 「えっ、本当に?」 「お前には難しいかもな」 また馬鹿にしたように笑えばもうっ、と歩き出す。 今日の放課後に図書室に集合、と約束をした。