「…あ?」 振り返ると誰も居ない。 あれ? 視線を下に落とすと、居た。 小学三年くらいのチビが。 「おにーちゃん、一人で喋ってるから。変なの!」 「……失礼なガキだな」 俺を指差して笑うもんだから眉間に皺をよせた。 ガキは好きじゃない。 嫌いでもない。 「キャハハ!ね、ね、ゆいと遊ばない?」 「ゆい?お前の名前か?」 「うんっ!アタシゆい!おにーちゃんは?」 「俺は加賀悠哉」 「ゆう君だね!ゆう君遊ぼっ!」 ゆ、ゆう君?