次の日。 校門の俺待ちの女共を交わしながら教室に向かう。 黄色い歓声にプレゼントの束。 あぁ、ここまではいつもどうりだった。 が、…教室のドアの前にそいつはいた。 「あっ、お早う。加賀君」 明るい笑顔で話しかけてくる地味女。 おいおい、気軽に声かけんなよ。 「…」 俺は沈黙を通して教室に入ろうとする。