【短編】JEWEL


今日、振られたばっかりだとか。

大智の事を好きなのか。


そんな事は、全部忘れちゃっていた。


だって、大智があまりにも可愛かったんだもん。


いつもは意地悪で、無愛想なくせに。

そんなギャップはズルイ。


それに、あたしのこのうるさいくらいに高鳴ってる心臓の音。


これが答えでしょう?


 恋は突然に訪れる。


これが、あたしの恋愛マニュアルだし。


恋は宝石みたいにキラキラしてて憧れだった。

でも現実は、すっごく厳しくて輝きすら見た事がなかった。


だけど、やっと現れたのかもしんない……


あたしを美しくしてくれる素敵な人が。


大智が、その相手だって信じていいよね?





【END】


→陽未の後書