どうしても電話をかける気にはなれなかった・・・。 「あとで」・・・とりあえず書いた言葉。 俺は真央の声を聞いて、平然としていられる自信がなかった・・・。 母さんは、着替えなどを持ちに、家へ帰っていった。 俺は4人部屋の窓側にいた。 俺は、外ばかりを眺めながら、真央との楽しい想い出を回想していた。 現実から逃げてばかりいた・・・・・。 すると、 「ねぇ、いくつ?高校生?」と隣のベッドにいた女が俺に声をかけてきた。