風に恋して





だんだんと集まる人混み。



「下がってください!!」


「担架で運びます!!
道を開けて!!」


「付き添いの方は救急車へ!!」


「ご両親に連絡!!」




遙は目を見開いて、唖然とした様子だった。




あたしは救急車に乗り、病院まで行くことになった。




お願い、陸斗。


無事でいて………