風に恋して




「遙、優勝おめでとう!!」



「ん、サンキューな。」



2人きりで遙と向き合うのは、少し久しぶり。



あたしの心臓は有り得ないくらいにドキドキしている。



「優衣…俺、お前に話したいことあるって言ったよな?」



「え…う、うん…。」



急に真剣な目になるから、思わず言葉に詰まる。