風に恋して





弱々しいその声に、涙をぐっとこらえる。




「…あ、たし…もぅ…ダメ、か…も。」




ギュっと彩菜の手を握る。



「彩菜、死んじゃ嫌だよ!!

あたしも、頑張るから!!」



お願いだよ。


これ以上、あたしの大切な人を苦しめないで。




「…優衣。

あたし、の…おも、い…無駄、に…しないで、ね?」