風に恋して





「彩菜ちゃん、今危険な状態なの。

…会いに行ってあげて?」




そんな看護士さんの声も聞かないうちに、あたしは走り出した。




自分なんていいから。


彩菜に会いたい。




――ガラッ


「彩菜っ!!」


ドアの先に居た彩菜は、たくさんの管につながれていた。



「優、衣…?」