風に恋して






次の日…彩菜は時間になってもいつもの場所には来なかった。



ぼーっと空を見上げてると、看護士さんが近づいて来た。




「優衣ちゃん…。今日、彩菜ちゃんは来ないわよ?」



手には薄い水色の封筒が1枚、握られていた。



「…なんで?」



嫌な予感がした。


不安に押しつぶされないように声を出す。