風に恋して





「…颯君も隼斗君も速くなってる。」



「全部、遙先輩のおかげなんですよ。」




今日は遙を避けているから…まだ一度も話していない。






楽しい時間はあっという間に過ぎ去って、部活は終わる時間になった。




「…優雅先輩。ちょっといいですか?」