風に恋して





学校に着くとあたしはすぐに職員室に行って、退学手続きをした。



先生には他にバラさない事を約束にすべてを話した。



教室に行けば遙に会ってしまうから、あたしは保健室で休む事にした。




「…なんで、あたしなんだろ…。」



ポツリと呟いた独り言は、静かな空気に響き渡った。