風に恋して






太陽も沈みかけてきた時間。



「…そろそろ、帰るか。」



「…うん。…あ、最後にあれに乗りたいなっ…」



あたしが指さしたのは観覧車。



大好きな人と乗りたいって、ずっと憧れていた。



「ふっ…いいよ、行こう?」



繋いだ手が離れないように、強く握って。