風に恋して






「…遙?どうしたの?」



不意に優衣の声が耳に響いた。




「…っ…梶原…お前、もしかして…。」



「…先輩、お久しぶりです。
俺、約束通りに来ましたよ?」




ずっと前の小さな記憶。


2人で遊んだ記憶。




それは陸斗も同じらしかった。



「陸斗先輩、覚えてませんか?俺、中学の時に先輩と大会で会ったんです。」