風に恋して





“俺は陸上が大好きです!!

陸上は俺の生きがいで、この気持ちなら誰にも負けない自信があります!!”



「…遙?何か言って?」




じっと顔を覗かせる優衣で我にかえった。


「…お前らは早いな。」



「「「え…?」」」




「…俺よりも陸上を好きと言えるなんて、まだ早い。

…勝負だ、梶原、吉澤!!」




こいつらの目は嘘を付いていなかった。



陸上が好きだと、心から叫んでいた。



「ふふっ…遙に認められたね?

ようこそ、桜川高校陸上部へ!!」




優衣は俺の様子をみただけでわかったらしい。




「はいっ!!よろしくお願いします!!」