「あっ…ごめんなさいっ!」

彼は不思議そうな顔をしたけどすぐわかったみたいで
「大丈夫だよ、俺も前みてなかったし
お互い様ってことでね」

って優しい笑顔で笑うんだ

ドキッ…胸が高鳴ったのは内緒

「ありがとう…」

「おーい!すずぅもう行くよーー!」

「はーい」
って愛奈はもう廊下のはるか彼方に…
親友をおいてくなよー泣

「あっじゃあすいませんでした」

「じゃあまた…かな?」

ドキッ…

今度はヤバイ…無理だ
なんでそんな顔で…
私はぺこりとお辞儀をして
彼の前を通り過ぎた

「ごめんね、愛奈遅れちゃった」

「大丈夫、大丈夫
てか鈴。顔赤いよ?w」
って愛奈がニヤニヤしながら聞いてきた

「ほっほっといてください////」
……顔から火が出るかと思うくらい恥ずかしかった