「あっもうこんな時間!遅刻しちゃう。」


急いで玄関に向かって固いローファにかかとを押し込んだ。


「本当に大丈夫なの?まだ初日何だし休んでもいいのよ?」


「大丈夫!それに初日だからこそ休めないんだって!高校生活を華やかに過ごすために友達作りにおくれるのはいやなの!」

鞄を持ち玄関を開けた。

「じゃあ、行ってきます!」