だめだ、だめだ、だめだ。
これじゃ友達になれっこない。

よし!隣の人にかけよう!
うん、そうしよう!
私が決意した次の瞬間決意は破かれた


「きゃああああ」

「かっこいいわ」

「素敵すぎますぅ~」

ん?何だこの悲鳴。

「チッ、うっせーな」

あああ…
留年生様がお怒りですよお!
誰ですか!?原因は何ですか!?
騒ぐのをやめてください!
私に被害が来るかも知れないじゃないか!


ガラガラと悲鳴と共に私のいるクラスの扉が開く。
入ってきた人を見て私はゾッと寒気がした。


ウソで…しょ…


ノコノコと歩き私の隣の席にドカッとカバンを置く。