「お客サマには、ネオンよりシャーベットカラーかなぁ?
このぺプラムとか、デニムのクロップドに合わせたり、いっそスカパンもイイかもー。」
「「…」」
「レギスカは持ってると重宝しマスヨー。
あ、レースはね、今年キテる。
このチュニックとかぁ。」
「「…」」
「ドルマンスリーブも人気デスヨー。
カットソーとか、ニットカーデも。
このマキシワンピの上に…
ほら、カワイイデスヨネー?」
「「あぅあぅあー」」
アンジェラのお薦めショップでマリーと菜々は口からエクトプラズムを出していた。
次から次に目の前に広げられるヒラヒラした布。
次から次に店員の口から飛び出す謎の暗号。
ペプ… ナニ?
ドルマン、ダレ?
なにげにネグリジェ混ざってねーか?
ダメだ。
ムリだ。
ナニ一つ理解できない。
その上女子ばっかの店内で、なんか視線が痛い。
ほんとにダメだ。
ほんとにムリだ。
マシンガンに囲まれてる方が、よっぽどマシだ。



