bloody mary


そんな、名前も聞いたコトないようなマイナーな殺し屋が?
俺に辿り着いたってか?

虚化の一念、まじパネェ。

あのバカ息子、そんなに愛されてたのに、俺に襲いかかろうとしたワケ?

ダメじゃん。


「ソイツが来てンの?」


マリーはアンジェラの手からミラーを奪い取った。


「いや、それが…
わかんねーの。」


角度を調節して、押しかけてきた殺し屋の顔を見ようとするマリーに、アンジェラは自信なさげに答えた。


「来てるのは、来てンだよ。
住人じゃないのは確かだし、明らかにアヤシーし…
でも、見るからに変態っぽい『男』なンだよね。
その恋人が雇った奴カナ…」


「あのバカ息子の恋人なら、男で正解だ。」


ミラーを弄りながら、マリーが苦笑する。


「え?
あー… へー… なるほどー…」


一瞬呆気に取られたアンジェラも、同じように苦笑する。

嗜好は人それぞれだから。
アレコレ言うのは野暮ってモンでショ。

でも、わざわざ向こうから来てくれたンだから、しっかりツラ拝んでやりマスカ☆