ハイ!
余裕も一瞬で崩壊しマシタ!
絶対、致死レベルの電流仕込んでンだろ。
マリーは溜め息を吐いた。
今日は溜め息吐きすぎ。
シアワセ逃げすぎ。
でも、止まンねーよ、コレ。
恨めしそうに菜々を睨んだ後、目を閉じて項垂れたマリーはもう一度深い溜め息を吐いた。
「…
降参なんか、しませんから。」
耳に届いた、小さな声。
マリーが瞼を上げると、熱を帯びた眼差しに出会った。
「今日がダメでも、また明日、頑張ります。
明日がダメでも、明後日があります。
明後日も明々後日もずっとダメでマリーさんが行ってしまっても、私、追いかけますから。」
すぐ真下からぶつけられる狂おしい囁きに、脳が揺すられる。
「私はもう、全てを諦めて自分の殻に閉じこもったりしない。
マリーさんが教えてくれたンです。
私、闘いマス!
絶対に逃がしマセン!
私はマリーさんを諦めない!」
獰猛な熱が胸に灯る。
その熱が全身を駆け巡り、骨の欠片も残さず燃やし尽くそうと暴れだす。
『恋焦がれる』って、こーゆーコトか。



