圧倒的な力の差に、為す術もなく仰向けに横たわる菜々の上に四つん這いになったマリーは、彼女の細い腕を押さえつけてニヤリと笑った。
「つーかまーえた。」
そう。
捕まえるコト。
捕まるコト。
それは紙一重。
菜々はマリーを見上げ、悔しそうに唇を噛んだ。
逆に取っ捕まり、組み敷かれて尚、彼女の闘争心は衰えていないようだ。
もうゲリラ活動を続ける必要はないンだケドなー…
(ドコから話したモンか…)
決断の撤回はあり得ないが、いざ本人に伝えるとなると…
なんだか照れ臭い。
話の取っ掛かりを求めてマリーが視線を彷徨わせると、菜々が落とした小型のスタンガンが目に入った。
「その辺に売ってるスタンガンじゃ、ちょっとビックリする程度の効果しかねェゾ。
そろそろ降参だろ?」
そうそう。
こんなカンジ。
大人なんだし、余裕を見せて…
「そんなヘマはしません。
アレは、市販品を改造した『菜々スペシャル』ですっ!キリッ」
「…」
ドヤ顔、キタコレ…



