『全力で断るわ。
てかニーサン、今夜はもう帰って寝れば?
で、落ち着いて考えれば?
“殺し屋サン”のキモチが、ドコにあンのか。』


「…」


『ほら、枯れてねーで。
いつもの寝酒、作ろーか?
ビトウィーン・ザ・シーツ。』


「…
いらね。
今まで意識したコトなかったケド、人肌恋しくなりそーなネーミングだよな、ソレ。」


『あらら。
そんな風に感じちゃう?
ハハ、まじで重症デスネー。』


「…どーゆー意味だ?」


『深い意味はナイっスよ。

ねぇ、ニーサン。
その“殺し屋サン”も、情緒不安定気味?』


「…なんで?」


『んー…
もしもそーなら、少女に恋をしてンじゃねーカナって。』


「…


帰る。」


『ハイハイ。
次はぜひ、物語の結末を聞かせてクダサイネー。』


「‥‥‥おぅ。またな。」

カランコロンッ