「‥‥‥‥‥おぅ。
じゃ、おまえがそのヤバい男だったら、どーする?
16の女に惚れられたら?」


『おいしくイタダキマス!
なんつって下衆の極み!キリッ』

ガタンッ

「‥‥‥チェック。」


『いや、待って。冗談っスよ。
なんか漠然としすぎてて…
どーゆー種類の“ヤバい”なンスか?』


「種類?」


『遊んでそーで“ヤバい”とかストーカー気質で“ヤバい”とか…』


「…
職業が… 殺し屋… とか?」

ブフッ

『‥‥‥ナニ?ソレ。
ハロワで求人してる?』


「…
だから… 例え話だって。」


『あー…
来店が不定期だとは思ってたケド、ニーサン、アレっスか。
作家サンとか。』


「え? あー… おぅ…」


『で、ひょんなコトから殺し屋に拾われた少女が、一緒に生活する内にその殺し屋に恋をしちゃった的な話を執筆中とか。』


「…
おまえ…
ドッカで覗き見してた?」