bloody mary


(女子力といえば、お料理だヨネ!)


キッチンでフライパンを握りしめ、菜々は力強く頷いた。

コレは、最近ちょっと自信がついてきた。
ハンバーグを作った時も、うんと褒めてもらったし。

でも、あと一歩が足りないの。

キライなモノを美味しく調理して、食べられるようになってもらえたら、それがほんとのお料理上手。
即ち女子力なンじゃない?

菜々は買い物に出掛けたアンジェラに、その日の昼食を全面的に任されていた。

コレはチャーンス!

不敵な笑みを浮かべた菜々は、エプロンのリボンをキュっと結んだ。

一時間後…

マリーはダイニングテーブルを前に茫然と立ち尽くしていた。


「…
イヤガラセ?」


「? ナニがですか?
さ、座ってクダサイ!
食べましょう!」


え…
食べましょう、ってコレ…

マリーは皿の上に乗ったソレを恐る恐る指差した。


「コレ、ナニ?」


「納豆とアボカドのパスタです!キリッ」


ハイ、ドヤ顔キター…