bloody mary


なんか… 違う気がする。
なんか… オカシイ気がする。

でも…
雑誌通りやったし!

自信持て!

立ち上がった菜々は、緊張しながらリビングに繋がるドアを開けた。

マリーはソファーに寝転がって少年誌を読んでいた。
部屋に入ってきた菜々に気づいて顔を上げ…


「お、菜々、イイトコロに。
コーヒー淹れ
??!!」


固まった。

顔を凝視している。
とりあえず、メイクには気づいてもらえたようだ。

だけど、その反応は…ナンダ?

成功?
失敗?

マリーがみるみる赤くなっていく。
そして、プルプル震えだして…


「…あ… あの…
マリーさん?」


「‥‥‥
ク… クククっ クっ
アハハハハハハハハハハっっ!
ヒハハハっっ ヒーっ ヒーっ」


(笑われた…)


それも、呼吸困難に陥るほど。
指まで差されてる。

オワタ。

菜々は肩を落として項垂れた。