洗濯物を持っていったまま戻ってこない菜々の様子を見にきたアンジェラは、開けっ放しだったマリーの寝室のドアから中を覗いて驚きの声を上げた。
「おっとぉ…
コレは… アリなのか?」
アンジェラは、菜々に拳銃を見せたコト、即ちマリーの職業をカミングアウトしたコトについて質問したつもり。
だが菜々はまた、別の解釈をしたようだ。
「大丈夫ですよ、アンジェラさん。
マリーさんなら、後ろに立つのもアリです。」
うん。
もうわかった。
ゴ○ゴネタから離れようか。
いつも通りの雰囲気を察したアンジェラは、振り向いた菜々にいつも通りの柔らかい笑顔を見せた。
「菜々ちゃん、こんなん見んの初めてだろ。
案外地味じゃね?」
「え…
カッコイイですよ?」
「そっかぁ?
リボルバーのほうがカッケーじゃん。
ダーティー○リーみたいな?」
ハイ、どーもスンマセンね。
マリー愛用の銃はシグ・ザウエルP226。
自動拳銃だ。
そりゃ、ダーティーハ○ーみたいな派手さはないケドさぁ…



