興味深そうに拳銃を眺める菜々に、困惑ぎみにマリーが問う。
「おまえ…
どーゆーつもりだ?」
マリーは、逃げ出さないコトについて質問したつもり。
だが菜々は、遠回りをしたコトについての質問だと解釈したようだ。
「私、知ってマス。
殺し屋サンの後ろに立っちゃ、いけないンです!キリッ」
ハイ、ドヤ顔入りマース。
でも、色々間違ってマース。
てか、なんでゴ○ゴなんて知ってンの?
「いやいや。
後ろに立っても殴らねーから。
握手もフツーにするから。
おまえが知ってンのは、ゴ○ゴ限定ルールだから。」
「そうなンですか?
…あ。
そう言えば、手、繋いだ…」
あらら。
赤くなっちゃった。
フツー、青くなンだろ。
コレ見たら。
変なヤツ。
頬を染めて俯く菜々を横目に見て、マリーは唇の端に笑みを浮かべたが、やはりナニも言わずに黙々と作業を続けた。
とりあえず現状維持か。
だが今は実感がないだけで、『殺し屋』の本当の意味を知れば菜々は離れていくンだろうケド。



