「好きってわかったら、バレンタインで告白だね!」




で、でも………。



「でも、竜にはその……。」



女の人が……って言おうとしたら日菜子さんが肩を叩いてきた。




「んなの関係無いわよ!」




日菜子さんはニヤリと笑ってそう言った。



「そうだよ!大切なのは気持ちを伝えることなんだから!」




そっか…。




「は、はい!」






伝えよう。


あたしは竜に気持ちを伝えることにした。














それが、駄目だったのかなぁ。
あたしはきっと贅沢だったんだ。


友達もできて、“好き”という気持ちも知ることが出来た。



そんな資格無いのに。