『こ、こんにちはっ瑞希の友達の美香です』
私がいきなり会話に割って入ってきたために男子生徒は驚いた表情をみせた後に、、、
『俺は、瑞希の友達の優吾。優吾でええからっ』
『あ、うんっ関西弁なんだねっ‼』
『俺は、バリバリの大阪生まれ、大阪育ちなんよっ』
『そーなんだぁ』
私達の会話についていけない瑞希は拗ねちゃって、、、
でも、拗ねた顔すら可愛くて、、、
私が手話で、
《みずき、今優吾と友達になったよ。》
そしたら瑞希が、、、
《良かったね‼良い奴だよ、仲良くしてあげてっ》
《うんっ‼》
《おぃ、瑞希‼なんかお前上から目線すぎやない⁈》
《僕は、優吾のお兄ちゃんだから》
《なんやてーっ》
私と瑞希は子供みたいな優吾が、面白くて笑い出す。
《笑うなやーっ》
《美香、カフェ行こっか‼》
《うんっ》
《おぃ、こらっ‼おいてくなやっ‼》
《じゃぁ、僕たちはこれで‼》
《優吾、またねっ》
『冗談やろぉー』
優吾の叫びも虚しく私達は、学校を後にした。
