「………………………………ちょっとだけだから………………」
「うん………………」
「ねぇ唯
唯はなんで音高に入ったの?」
「なんでだろう………………
自分でもよくわからないけど音楽が好きだからじゃない?聖夜は?」
「なんとなく
学校カタログで開いたページがたまたま明蘭だったから」
「………………なんて適当な………」
「でもよかった
こうして唯と出会ったから」
「え?
そ、そう………
ありがとう………………」
あたしたちなんか恋人みたいな事してない?
聖夜はがっちりあたしを抱きしめてる し………………
「ねぇ唯
唯はさ、俺のことどう思う?」
「どう思うってなにも………………
頼もしい友達だな〜って」
「友達か………………
なぁ、もし俺が唯のこと一人の女として見てたならどうする?」
「え?
またまた〜もうそーゆーのには引っかんないよ〜だ」
からかわれてるだけだと知りながらも聖夜の言葉にドキッとしてしまう
前にこんなこと言われたことは何度かあったけど こんなに胸が高まることはなかった………………
「嘘じゃない
本気だ
唯
好きだ」
一瞬聖夜の言葉を理解できなかった
告白?
まるで壊れそうなものを扱うように聖夜
は優しく頬を撫でてくてた
あたしは凍ったようになにも言えずにただ聖夜を見つめるだけだった
「せいや?
本気?
もし本気じゃなかったら本気にしたあたしが恥ずかしいよ?
今度こそ度が過ぎるよ?」
「だから嘘じゃないって言ってるでしょ?
こうして話してくれるのも
自然に接してくれるのも
笑いかけてくれるのも
すべて唯が初めてだった
最初は生意気な女だと思ってたけど
いつの間にか好きになってた………」
「聖夜………………」

