桜木唯(2)
「はぁ〜
疲れたぁ〜」
「授業サボってたくせに」
「本当に唯羨ましいよ
聞かなくたって分かるじゃない」
「芽衣だってやろうと思えば出来るんもんだよ」
「まぁ〜そうかな?
あ、そうそう、Tオケはどうなったの?全然メンバーこないんでしょ?
1人でも集めてあげたいけどさ、ほら、あたしピアノ専攻でしょ?だからどうしょうもできないのよ〜」
「はいはぃ、誰も貴方に頼ろうとしてませんよ」
「そう言えばメンバーの中に菅橋希っていたわよね?」
「菅橋希?誰それ」
「本当に唯は興味なかったら全然人の名前を覚えようとしないんだから
あのいつも3位止まりの超〜プライド高い人だよ」
「プライド高い人………………?
ごめんまったくわかんない」
「あぁあ〜もぉ!
そーゆー人がいたの‼」
「はいはい、で?」
「原因はあの子にあるらしいわよ
一方的にライバル視されて大変ね〜」
「うん?誰が?」
「もう〜唯のことだよ!」
「へぇーあたしライバル視されてるんだー
で?あたしはどーすればいいの?」

