「なぁ、唯」
「うん?」
「もう一度言うけど……俺唯が好きだから」
「知ってる」
「うん」
「それだけでいいの?」
「うん」
「じゃああたしの気持ちはどうでもいいの⁈」
「え⁉」
「この前もそう!!自分の気持ちだけ伝えて……もっと欲張ってよ‼付き合って欲しいとか言ってみてよ‼」
「ちょっと唯 ここ空港だから」
「もういい……来て損した 帰る」
なんであたしはそんなにも聖夜の告白にドキドキしてんだろ……
それにどこか付き合ってって言ってくれることを望んでる
さっきいったことはただ気持ちを落ち着かせるためだったのかもしれない……

