2人の王子様〜非常階段と教室〜

翌日

教室に入ったら健汰さんに呼ばれた


「ちょっときて」


「はい…」



保健室につれてこられた

そこには風斗さんがいた


「……」

「……」

なにこの沈黙


「……っ俺らの曲どーだった?」

え、聞きたいことってそれ?


「えっーと……今の私にぴったりだな……って思いました……なんか……私、最低だなーって……」


「……」

「私……なんか……っ……この曲聞いたとき……泣けてきて……」


なんでだろ

泣いてる私

最低なのは自分なのに……


「だから……っ!」


え……

健汰さん……?

抱き締められてる……


「なん……で……、ファンサービスですか……っ?」


「…………違うよ」


「……なんで……!」


「……美緒の悲しさを……一人で背負わせたくないから……」

「俺も同じ」

健汰さんが離れたかと思ったら

風斗さんが頭をポンポンしてきた


「美緒は一人で苦しい思いしなくていい……」