2人の王子様〜非常階段と教室〜

つれてこられたのは、使われていない教室だった


「聞いた?風斗の、彼女の事……」


「……はい、一応」

「そっか、……言いにくいんだけどさ……」


「はい!」


風斗さんは少し暗い顔をしていた


そして





「多分さ……それ、美緒なんだよね…………」


「え…………」

「保健室で抱き合ってるとこ、とられたみたいで……」




「どうしよう……私のせいで、ファンの人……傷つけちゃった……どうしよう……」

「美緒のせいじゃねーよ……俺のせいだ……」

「でも……でも……っ!」

「美緒……美緒が悪いんじゃないんだ……俺らが……自覚なかったんだよ……」


「まぁ、俺ら人気あるし?スーパーアイドルとしての、自覚が足りなかったんだ……」


そういった風斗さんは、とても悲しそうな顔をしていた


「噂なんて、すぐに消えるよ……大丈夫……美緒の傷つく顔は見たくないから……笑って?ね?」

「…………うんっ!」


「美緒の顔はバレてねぇから、美緒が悲しくなることはないだろ……でも、なんかあったらすぐいえよ。アドレス……渡しとくから……」



「ありがとう…………ありがとう……!!」