2人の王子様〜非常階段と教室〜

―空き教室―

「後は…桐島麗美だけだ…そうすれば…俺達は…」

「はーっはっはっ!……ぁあ…楽しみだせぇー優さんよぉ」



ガラッ



「やっぱりあんただったのね…景!」


「!!麗…美?」


「最近おかしいと思った…たてづづけに雅達に不幸が訪れるって…」

「はっいや俺は襲われたじゃん!もしグルだったとしても俺は怪我をしてるんだ!写真みただろっ!」

「見たわ…あなたは目を閉じていた…」

「血がっ…!流れてただろ!…あれ痛かったんだよな」

「たしかに血を流していた…でもアレは、偽物じゃない?血糊って言うのかしら」

「はっ?」

「私…少し探偵にはまっていて色々知ってるわ、アレは偽物だって」

「……」


「あなたは、自分が仕掛けていると悟られないように、わざと自分がやられた…」

「……」

「もみ合ったふりをしてあらかじめ用意しといた血糊をわった。そして、気絶したふりをし自分は被害者ぶっていた」