綺麗な薔薇たちの秘密

『私には好きな人がいるんだ
その子は可愛くて私にとってすごい特別な人なんだ･･･』

飛鳥の顔を見れなかった

飛鳥が泣いているような気がしたから･･･

『私はその子が大事で必要なんだ
その子を傍に置いておけるなら何だって出来るし何だってしたいと思う』

「もぅやめて･･･
お願いだから･･･もぅ聞きたくない!!」

その少し震えている声を聞いて顔を上げるとやっぱり飛鳥は泣いていた。