「ていうか、僕ここの人みたいな喋り方とかできないんですけど」



そもそも亜砂は江戸っ子なので京の人々のような言葉は喋ることはできない。


しかし霧里はノープログレム、といった表情で言い放つ。


「大丈夫、大丈夫!そこがウリですみたいなこと言うとけば」


「適当すぎるだろ…」



やはり島原というところは一風変わってるんだなぁ、と亜砂はつい感心してしまった。