土方を床へと寝かせ、飛鳥は
「ねーむれーねーむれートーシーちゃーん」
口を三日月のように歪め土方の背中をポンポンと優しく叩く。
その感覚にとろん、と瞼が落ち始める土方を起きている僅かな隊士は、腹を押さえ、ひーひーのたうちまわりながら見ている。
「あっれぇ、土方さぁん、飛鳥に背中叩かれて寝ちゃうんですか?寝かしつけられちゃうんですかぁ?おネムなんですかぁ?」
無論、総司もニッタニタしている。
そんな総司の言葉ももはや耳に入らないようで、土方の上瞼と下瞼は完全に仲良しになってしまった。
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