沖田隊長の双子なのにあの礼儀の良さ…!
平隊士達の感動はいとも簡単に打ち砕かれる。
「あ、言い忘れました」
口元に手を当て、あちゃあと零す飛鳥に隊士達は首を傾げる。
「僕が入ったのは総司の弟だからとかじゃなくて、あくまでも腕っ節と根性を買われて入れてもらっただけだから。いきなり入ってきたからいい顔しない奴もいると思うけどあんまし舐めた事言ったら斬るよ?」
「………」
「返事は?」
「は、はぃ…」
「以上です」
スタスタと総司の隣へと戻って行った飛鳥に対し、隊士達だけでなく、幹部連中迄が青くなり冷や汗をかいていたのだった。
そんな男たちとは対象的に、沖田兄妹だけがニコニコと会話をしていた。
前言撤回。
流石、双子。
先程の考えを取り消した隊士達だった。
