さっと室内の雰囲気が変わったのを肌で感じた。 近藤の向かい側に座る亜砂は、表情を引き締めると居住まいを正した。 背筋をこれでもかと言うほど伸ばし、近藤の目を見て、頭を下げた。 「これからよろしくお願いします、近藤局長」 「あのさ〜やっぱ敬語とかキモチワルイから普通に喋って?」 「おいコラ」